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Why RAL PLASTICS?

欧州ではカラープラスチックの製品デザインで、長年に亘りRAL CLASSIC(ラル・クラッシック)カラーが色指定で大変多く使われてきました。その際、今まではRALカラーに色合わせが必要なたびにRAL ペイント用色見本をプラスチックの色に変換する必要がありました。しかし、新たなRALのプラスチック用カラースタンダードの出現によりそれは全く必要なくなりました。RAL プラスチックはプラスチック業界の要望に十分応えて開発されたもので、RAL色見本帳シリーズの最新版です。

RAL P1 with the 100 most popular RAL CLASSIC colours

RAL P1は既存のRAL クラッシックカラーの中で最も指定が多く、ポピュラーな100色のプラスチックカラープレートを収録しています。製作にあたっては高度な技術過程を経て、従来使用されているペイント用色見本をRAL プラスチックカラーに変換しています。今後、市場の要求次第で徐々にRAL プラスチックの色数を増やす計画をしています。

Precise colour communication in plastics

RAL P1はプラスチック製品の製作に携わる方々に有効な手段を提供します。顧客とサプライヤーとの間で正確にカラーコミュニケーションを図る際の共通言語となるポリプロピレン製のRAL プラスチックカラープレートを利用することでデザイナー、プラスチック製品の製造会社は相互に色合わせの際の時間と経費の節約ができます。RAL ペイントサンプルをプラスチックカラーに置き換える従来の方法でしばしば発生する不正確な色合わせはもうありません。RAL P1のプラスチックサンプルは個別の保護用スリープに収納され、スリーブには以下の重要なデータが表示されています。

　・マスターバッチ・コード
　・カラーの測定値
　・絶対値
　・反射カーブ
　・プラスチックオリジナルスタンダードとの相違

Polypropylene guarantees a variety of applications

RAL プラスチックの樹脂にはそのバランスのとれた特性と低コストであことから多くの完成品に使われているポリプロピレンを選びました。その技術特性に加えて、ポリプロピレンは幅広い製造工程で容易に使用することができ、多くの顔料とも融和性があります。

Multifunctional design

A6サイズのプラスチックカラーサンプルはプラスチックの製造業界の要求に応えたフォーマットになっています。例えば、一枚のプラスチックサンプルの表面に3種類の表面処理を施し、ユーザーがテクスチャーによる色の違いを理解できるようになっています。また、3種類の厚みによる色の違いも確認できます。RAL P1はその多機能なデザインにより、幅広いアプリケーションに対応した信頼できるカラースタンダードとなっています。